催眠療法ってナニ?
★ 催眠は魔法ではありません。
残念ながら催眠は、魔法ではありません。
過去の記憶を消し去ったり、「目が覚めたらトラウマが消えていた」
と言うような事は出来ません。
イメージや物の見方を変えることはできますが、全てを一瞬で変える事は出来ません。
(→このイメージを変えるについては別の項で)
★ でも、テレビでは・・・
そう言う方もいるかも知れませんね。“奇跡の催眠術師○○緊急来日!”なんてね。
でも、私たちが行うのは全く別のものです。
催眠は 「かかりたい」 と思っている人にのみかかります。
心の中に 「かかりたくない、心を知られたくない」 と言うような、
強い抵抗感が有ると催眠状態には入れません。
また、意識が無くなってしまう様な事もありません。
催眠療法中のクライアントさんには、意識もハッキリと有りますし、
勿論私共カウンセラーとのやりとりもします。
それに、番組に出演している人を思い出してみて下さい。
ものの見事にかかってるタレントさんは、バラエティーのいはゆるリアクション系の方ではないでしょうか?
(いえ、決してあれがインチキとか、かかった振りをしているとかではありませんヨ)
出演しているタレントさん達には、番組の中で
「番組を盛り上げる」 「催眠にかかり笑いを取る」 と言う強いプロ意識が有ります。
つまり、彼らにはプロフェッショナルとして“催眠にかかる必要”が有るのです。
ですから、彼らは無意識のうちに嫌な事をさせられていると言う訳ではありません。
むしろ催眠によって、「どんなことをしてでも番組を盛り上げるぞ!」 と言うプロ根性が
素直に出た結果ではないかと思います。
ただこれらの番組は、催眠を世に知らしめてくれる有り難い物であると同時に
「精神を支配されるのでは?」 とか
「無意識のうちにおかしな事をさせられるのでは?」 と言う様な
催眠に対する誤解を与える場合も有る、と言う側面も有り中々難しいところです。
あれは、あくまでも催眠ショーであり、催眠療法とは全く違うものだと言うことを
ご理解頂けたらと思います。
★ じゃあいったい何なの?
私達の行う催眠とは・・・
目をつぶってみて下さい。様々な感覚がとても敏感になりませんか?
室内の時計の音が大きく聞こえたり、普段は気にならないエアコンの風の流れが
とても気になったりする・・・ そんな経験は誰にも有ると思います。
その、鋭敏になり研ぎ澄まされた感覚を自分自身、つまり心の中に向けるのです。
心身ともにリラックスした状態で心の中に目を向けると、普段は意識の下に有る
潜在意識の中に入って行く事が出来ます。
そこで、押し込めてしまった“過去の感情や記憶”に今の自分がアクセスします。
過去の記憶に、今の自分の感覚で触れる事により、その出来事を客観的に捉える事が出来ます。
すると、現在実は
問題を解決する方法
問題を解決する力
問題を解決する知恵
を既に持っている事に気付く事が出来るのです。
そして、それらの力や知恵を使う事によって自分自身を解決に導きます。
例えばある トラウマが有るとします。
その出来事があってからの人生で色々な経験をしているでしょう?
実はそのトラウマを消化するのに十分な力や知恵や経験を持っているはずなのに気付いていない。
そこに気付いて欲しいんです。
全て本人の力で出来るものなのです。
潜在意識には時間の感覚は有りません。
過去に受けた傷や強い感情はその当時のまま記憶されます。
その記憶された感情が無意識のうちに
「私は○○してはいけない」 「私は○○でいいんだ」
と言うような “自身への禁止令” や “不幸との妥協” となり
私たちを苦しめる原因の一つとなります。
そこに今の自身が入って行って現在持っている知恵や力、経験を使って問題を解決する。
すなわち、自分自身を癒したり、開放したりします
ぜ〜んぶクライアントさん自身が主役になりやる事なんですよ。
これは、催眠療法のほんの一例ではありますが、皆様の催眠に対する理解の一助に
なればと、思います。
★ ご安心ください
ですから、私たちには皆さんの精神を支配する事も出来ませんし
皆さんが知られてくないと思っている事を聞き出すことも出来ません。
どうぞ御心配なさらず安心してセッションを受けて下さい。
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